山崎 陽子個人家庭教師のブログ

志望動機の書き方に関する小さなアドバイス ~その1~

2019/10/8

先日、志望動機の書き方に関してNoSchoolで回答をした。

毎年、多くの志望動機の添削をしていて感じることがある。

それは受験生の書く「志望動機の拙さ」である。


もちろん、受験生はその学校に入りたいと切に願い、自分なりに頑張って志望動機を書こうとしている。

それはよく理解できる。

しかし、あまりに文章が拙くて言いたいことが伝わらない。響いてこない。


そこでこの記事では、読みやすい文章に仕上げるための小さなヒントをいくつか記したいと思う。




(1)主語と述語に注意する


主語と述語はみなさんご存知の通り、小学校で習っている。

「誰が/何が」「誰は/何は」という部分が主語、「どうした」「どんな(様子)だ」にあたる部分が述語と呼ばれる。

文章を書く経験が浅いと、この「主語」「述語」がちぐはぐになってしまうことが多い。

「主語」「述語」がちぐはぐになると、読み手は違和感を覚えたり、その文章を正確に理解できなくなる。



主語と述語がちぐはぐになっている文章例:
私が看護師になりたいと思ったきっかけは、祖母が入院したからです。


主語「きっかけは」に対して、述語は「~からです」となっている。

日本語の場合、主語と述語のみをつないでも意味が通る文になる。

しかし、この例では主語と述語をつないでも意味をなさない。



主語と述語の関係が正しい例:
私が看護師になりたいと思ったきっかけは、祖母の入院です。


正しく書き直すことによって、「きっかけは祖母の入院です」ときれいに意味が通る文になる。




(2)1文を短くする。


読みやすい文にするためには、1文をだいたい50~60字以内におさえるといい、と言われている。

なぜ長い文がよくないかというと、主語が頻繁に入れ替わるからである。

1文の中で主語がコロコロと入れ替わると、読み手は「ここでは何について述べているのか」を把握できない。


例えば、以下の文は長いので読みにくい。


認定こども園では日本の待機児童を減らすのにとても大きく貢献していることに魅力を感じ卒業までに保育士資格と幼稚園教諭の資格を取り認定こども園で働けるように頑張りたいと思います。(87字)



読みやすく変えるならば、たとえば


認定こども園は待機児童の減少に大きく貢献しています。私はこの点に魅力を感じています。
ゆえに、私は卒業するまでに保育士資格と幼稚園教諭の資格を取り、将来は認定こども園で働きたいです。
(26字・16字・48字)


このように適度に文を分けると、同じ内容を述べていてもずいぶんと読みやすくなる。



この2つの項目に関しては、誰かに添削を頼まなくとも、自分自身でチェックすることが可能である。

小論文にしろ作文にしろ志望動機にしろ、文を書くときにはぜひ気をつけていただきたい。

この2項目に関して注意するだけでも、文はずいぶんと読みやすくなるのだ。