回答(2件)

単純に考えましょう。確率は計算せずとも解けることがあります。多少時間が掛かりますが、慌てずに。
解答は確かに最も効率の良い解き方です。が、自分にあった解き方を見つける方がトータルでは効率が良いのです。
なので、自分なりの考え方で答えを求めてみましょう。
大サイコロの目:a
中サイコロの目:b
小サイコロの目:c
a=1の時のbの取りうる目とcの取り得る目を考えてみましょう。
b=1の時→cは1〜6:6通り
b=2の時→cは2〜6:5通り
b=3の時→cは3〜6:4通り
b=4の時→cは4〜6:3通り
b=5の時→cは5〜6:2通り
b=6の時→cは6 :1通り
bの目は同時にでることはありません。(サイコロ1個を1回ふって出た目の数が1と3って想像できます?)
よって、全て足し算で計算します。すると、1+2+3+4+5+6=21通りになります。
a=2の時のbの取りうる目とcの取り得る目を考えてみましょう。
b=2の時→cは1〜6:5通り
b=3の時→cは2〜6:4通り
b=4の時→cは3〜6:3通り
b=5の時→cは4〜6:2通り
b=6の時→cは6 :1通り
よって、1+2+3+4+5=15通りになります。
a=3の時のbの取りうる目とcの取り得る目を考えてみましょう。
b=3の時→cは2〜6:4通り
b=4の時→cは3〜6:3通り
b=5の時→cは4〜6:2通り
b=6の時→cは6 :1通り
よって、1+2+3+4=10通りになります。
a=4の時のbの取りうる目とcの取り得る目を考えてみましょう。(ここまで来れば、予想できると思います)
b=4の時→cは3〜6:3通り
b=5の時→cは4〜6:2通り
b=6の時→cは6 :1通り
よって、1+2+3=6通りになります。
つまり、この計算は(1+2+3+4+5+6)+(1+2+3+4+5)+(1+2+3+4)+(1+2+3)+(1+2)+(1)=56となります。
長いので一旦区切ります。
- コメント

さて、次は公式を活用した解き方を説明します。
まず、本設問では「重複を許してn種類の中からr個を取り出す組み合わせ」を考えます。
これは、n+rー1Crで表すことができますので、この公式を活用すれば簡単に求めることができます。
何故この方法を利用できるのか?
それは、サイコロは「必ず区別できるものとして考える」という前提があるからです。
本設問と異なりサイコロの大きさ、形が「全く同じ」場合でも考え方は変わりません。
では、どう考えれば良いのか?
ここで、得点ボードを考えましょう。そして、3つのサイコロの目をバラバラにしてボードを作成しましょう。
手元にどんなボードができるでしょう?1〜6のボードが3枚つづできると思います。
◻︎◻︎◻︎左図のように3つの得点ボードの枠があり、そこに手元にあるボードを当てはめていく感じです。
ここで、2通り考えてみましょう。どちらも同じことについて考えているので、答えは同じになります。
1:枠とボードの大きさが違う場合(これは本設問と同じ条件です)。先に求めているので割愛します。
2:枠とボードの大きさが全て同じ場合。
大きさ、形が同じサイコロを投げて、サイコロを区別できますか?
ボードには同じ数字が3つありますが、それぞれがどのサイコロからバラしたか分かりますか?
サイコロが区別できない=同じ数字が書いてあるボードも枠も区別できない。これが2の考え方です。
なので3つの枠にボードを3枚嵌め込み、それを小さい順に並べてしまえばOKなのです。
1の場合、例えば136はOKでも、316はダメです。これは、ボードの大きさが違うので順番が区別できるからです。
また、当てはめるボードも決まってきます。なので、136はこの1通りのみです。
ところが、2の場合は136も316も631も同じとみなしますので、1,3,6で1通りとみなします。1と同じになるのです。
よって、順番を区別できない=組み合わせで考える。さらに、同じ目でもOK=重複を許す。なので、
「重複を許して6種類(ボードに書かれた数字は6種類)の中から3枚を取り出す組み合わせ」と考えることができるのです。