勉強お役立ちコラム

もうすぐ夏休みですね。学校が好きな人も嫌いな人もどちらでもない人も、なんとなくウキウキ待ち遠しくなっているのではないでしょうか。年に一度の長い長い自由時間。自由ってそれだけで良いですよね。しかし当然ながら完全なる自由というわけにはいきません。そう、勉強から完全に逃れることはできないのです…!宿題、休み明けテスト、また受験生にとっては「大事な夏」といわれる時期であり、受験生でなくても高校受験・大学受験を見据えて、勉強へのプレッシャーが高まるのが夏という季節であります。

 

そんな中、聞こえてくるのが「夏期講習」というワード。通っている塾で夏期講習についての説明が始まったり、学校で「夏期講習ヤダー」とボヤく友達がいたり、ポストにチラシが入っていたり、そういえばTwitterを見ていても塾の夏期講習の広告が増えたような…。

そもそも夏期講習って何するの?行かなきゃダメなの??…そんなあなたに、夏期講習について考えるべきポイントを今回はまとめていきたいと思います。


 

夏期講習とは?

そもそも夏期講習とは、集団塾や個別塾、家庭教師などの教育サービスにおいて、夏休み期間中に集中的に行う授業のことをいいます。多くは1学期の復習をメインに、受験生であれば1・2年の復習も含め、また休み明けの予習をする場合もあります。

期間は2週間程度から1ヶ月程度の場合が多く、授業形態としては集団指導・個別指導それぞれあり、時間帯も朝早くから夜遅く行われることもあれば、朝から昼、昼から夕方といった3〜5時間程度のところなど、塾やコースによって様々です。中には合宿タイプもあり、合宿では朝から晩までみっちり勉強しつつ、花火やキャンプファイヤーといった夏休みらしいレクリエーション的要素もあるようです。部活や家族旅行などの予定と被らないよう、事前によく確認しておきましょう。


 

普段塾に行っている人は強制参加の可能性大

普段から塾に通っている人は、退塾手続きをしなければ、特に申し込みをしなくても夏になればそのまま夏期講習に突入する人がほとんどだと思います。ただし、普段とタイムスケジュールが違う場合もありますから、「いつも通り」と思っていると意図せずサボることになってしまったりするので、注意が必要です。


 

夏期講習だけ入塾もOK

普段塾に通っていない人にとって、夏期講習は入塾を考えるのに良いチャンスといえます。

多くの塾で、夏期講習のみの受講OKとなっているからです。

また、夏期講習無料体験を実施しているところも多くあります。

気軽に、オトクに塾の授業を受けられるので、気になっていたあの塾がどんなところか知ることができる絶好のチャンスです。

イマイチだったり、夏期講習は良いけど普段の授業は高い!となれば、夏期講習だけで終われば良いし、もちろん気に入ればそのまま入塾もOK。

また、すでに塾に通っている人も、スケジュールや金銭面が許す限り、他の塾の夏期講習に参加して塾見直しのチャンスにするのも良いかもしれません。


 

メンドクサイけど安心

夏休みの長い長い自由時間の間、これまで習ったことを覚えていられる自信がない!勉強に自信がない!という人は、

やはり夏期講習の参加を検討すべきだと思います。

夏期講習は確かにメンドクサイです。

しかし、夏休み明けテストで成績ボロボロ…その後坂を転がり落ちるように勉強がわからなくなり、わからないのに学校の勉強は進み、ますますわからなくなる…という最悪のループは避けたいですよね。

実際こんなことになってしまったら、抜け出すのに時間と手間がかかります。

ちなみに今すでになってしまっているという人は、逆にいえば時間と手間をかければ必ず抜け出せます。

夏休みはそのチャンスであるといえるでしょう。

時間を決めて継続的・強制的に勉強する環境が整う夏期講習は、メンドクサイけれども、実はこのような最悪のループを避けるための手っ取り早い近道でもあるのです。

人間、何もやることがなければついついダラダラとしてしまいがちですからね。

せっかくの夏休みだから、ときどきダラダラと時間を贅沢に使うのもいいけれど、やりすぎは最悪のループの始まりとなります。

あー怖い怖い。自動的にダラダラしすぎを防止してくれる夏期講習は、中高生のセーフティネット、安心・安全対策なのです。


 

他にも、夏期講習のココが良い

強制的に決まった時間を勉強にあてる環境をつくれるので、規則正しい生活リズムも整います。

ダラダラもしすぎないし、寝坊や二度寝もできません。

寝すぎて頭が痛くなったり、食べすぎてお腹が痛くなったりを防止するのに役立つかも!?

普段から塾に通っている人であれば、学校がない間に塾の友達とたくさん会えるのも、なんだかんだ楽しいものですよね。また、夏期講習から塾に入ってくる人もいるので、他校の新しい友達ができるのも密かな楽しみです。

楽しい夏休みの間、生徒に重くのしかかるノルマといえば、そう「夏休みの宿題」。

個別塾や家庭教師であれば、先生に見てもらいながら学校の宿題を進められるのは大きなメリットです。集団塾であっても、休み時間に宿題のわからないところを先生に聞きに行けるので、やはり夏休みの間一定期間、決まった時間に勉強をしに行くところがあるというのは大きいですよね。


 

夏期講習、行かないのもアリ

夏期講習は多くのメリットがありますが、受講している間は他のことができないことはデメリットといえます。

夏休みは勉強以外にやりたいこと・することがめちゃくちゃたくさんある!という人は、行かないという選択肢もアリだと思います。ただしその場合、気をつけるべき点がいくつかあります。


 

1学期に学習したことが抜けないよう対策が必要

多くの生徒が成績の悪化防止のために行っている夏期講習に行かないとなると、代わりに成績が落ちないための何か対策を考える必要があります。

難しいことではないのですが、例えば学校の宿題を完璧にやる、教科書や問題集をもう一度繰り返し読んだり解いたりする、通信教育を利用する、市販の参考書や問題集を使う、家庭教師に教わる、といった対策が考えられます。

夏期講習に行かずにこのように自分で夏休み中の勉強計画を立てると、やらなければならない学校の宿題の量や難易度、自分の苦手箇所、勉強以外の予定といったひとりひとりの事情に合わせて、やるべきことをカスタマイズできるという利点があります。

ひとことで学校の宿題といっても、とっても気合が入っている先生や学校だと「学校の宿題だけやっておけば復習が完璧にできるように宿題を決めたぞ!!」といってものすごく大量の宿題を出されることもあれば、「夏休みや好きに過ごしなさ〜い」という方針で宿題は少なめ、という先生や学校もありますものね。教科によってそのような方針の違いがあれば、宿題少な目の教科は自分で対策をしたり、苦手な教科があれば宿題プラスアルファで復習をしたり、そういった細やかな対応ができる時間や自由があるのは、やはり夏期講習に行かないメリットとして大きいのではないでしょうか。

ちなみに、個別指導や家庭教師型の夏期講習では、こうした「ひとりひとりに合わせたカリキュラムやスケジュールを組める」ことを売りにしているところも多いです。いわば、事情に合わせて自由に勉強計画を立てて実行するのを「手伝ってくれる」タイプの夏期講習といえますね。また、逆にいえば、スケジュールやカリキュラムが決まっている夏期講習は、こうした勉強計画を自分の代わりに立ててくれる、ある意味ラクチンなシステムなのです。

また、夏期講習に行かない場合は、代わりの対策を自分でできるから大丈夫!ということを家族に説明して納得しておいてもらうことも重要です。


 

夏期講習に行かない場合の過ごし方

夏期講習に行かない選択をしたあなたは、きっとやりたいことやしなければいけないことがたくさんあるのでしょう。体を壊さない程度に、思いっきりそれを楽しんでほしいと思います。ここでは、そういった予定以外の時間の過ごし方について、いくつか提案をしたいと思います。

学校の宿題やそれ以外の勉強をどのように進めるか決めたら、もちろん家で勉強するのも良いのですが、個人的には図書館の自習室がオススメです。自治体によって図書館事情は違うので、詳しくは最寄りの図書館に行ったり問い合わせたりしてみてほしいのですが、まずは近くて行きやすいという点が素晴らしい。多くの場合図書館は市町村単位で(もちろん都道府県立もあります)、面積が広い自治体なら複数ありますので、自転車で行ける程度の近さである場合が多いです。次に、図書館を利用するのは同世代の中高生だけではなく、老若男女様々な人が利用します。いろんな年齢、いろんな見た目の人が図書館で調べ物や学習をするのを見て、中高生の頃の筆者は、みんな頑張っているんだなぁとよく勇気付けられたものでした。また、気分転換にいろいろな本に触れられることも魅力のひとつです。重厚な文学から流行の小説、ポップな雑誌、将来なりたい職業に関する本など、塾の自習室ではできない気分転換ができました。こうした小さな楽しみのひとつひとつが、モチベーションの維持や向上につながるのではないでしょうか。

ひとりで孤独に勉強をするのは時に苦痛です。そんなときは友達と励ましあいながら勉強会を開くのも良いですね。家族の承諾を得て、お互いの自宅に招きあってあれこれ話しながら勉強するのも楽しいですし、地域のコミュニティセンターなど集まれる場所があれば、そういった施設を利用するのも良いでしょう。ただし、夏休みだけの話ではありませんが、ファミレスやファストフード店といった飲食店で、騒ぎすぎたり、長居しすぎないように注意しましょう。


 

最後に

夏休みは長い自由時間。学力を維持・向上させるのも当然大事ですが、しっかり休みをとって普段できないことをすることも大切ではないでしょうか。ダラダラすることだって、やりすぎなければむしろ良い。そういう一見無駄に見えることが、頭や心のリフレッシュになったり、すごいアイデアが生まれるきっかけになったりすることだって大いにあります。

15歳の夏も、16歳の夏も、17歳の夏も、どの夏も1回きりで二度と戻っては来ないのです。1年後、5年後、10年後の未来を見据えて、だけど今の気分も大切にして、今できることをやろう。今したいことをしよう。

皆さんの夏が、素敵な夏になりますように。