勉強お役立ちコラム

梅雨が明けました!やった!!と思ったら、突然本格的な夏がやってきましたね。ジリジリと暑いですが、熱中症にならないよう水分摂っていきましょう。肌へのダメージもあるので、日焼け止めも毎日塗っていきましょう。

 

皆さんは、小学生のときと、中学生のときと、高校生のときの夏休みを比べて、同じぐらいの期間のはずなのにだんだん短く速く過ぎると感じたことはありませんか?これはおそらく、休み期間を約1ヶ月とすると、10歳の場合は「1ヶ月/120ヶ月」、17歳の場合は「1ヶ月/204ヶ月」となるので、人生における「1ヶ月」の割合がだんだん小さくなり、同じ期間でも徐々に短く感じる、ということもあるでしょうし、また学年が進むにつれてだんだんやることが増えるということもあると思います。

 

ということは、主観的な時間のスピートは速くなるのに、宿題は多い、やりたいこともたくさんある!という状況なのです。休みはたっぷりあると思ってのんびり構えている場合ではないですよ。このままなんとなく休み期間に入ってしまうと、一言でいうとやばいです。そこで、今回は筆者が提案する勉強の進め方をご紹介します。


意外と大切&効率的なんです

断言しますが、計画無しになんとなく休みに入ると、気がついたら終わります。コレ大変です。今までの経験からしてそんなことはない(笑)と反論する人もいるでしょうが、そういう人は「休みの間にこれだけのことをしなきゃいけなくて、今ここまでできているから、これから○日までにこれだけやらなきゃいけなくて、だから今日やらなきゃいけないのはコレとコレとコレ!」といった具合に、全体を把握しながら逆算して今日やることを決める、といったプロセスを日々踏めていたのではないでしょうか。「事前に計画を立てるべし」というのは、その考えるプロセスを休み前にまとめてやってしまう、ということです。

 

実は「夏休みの宿題」とは、それをただこなすだけがタスクではなくて、どうすれば最終的に期間内にこなせるか考える、ということも自動的に含まれていて、皆さんも実は知らず知らずのうちに考えるところからできているのです。この「考える」+「こなす」でできている宿題のうち「考える」ほうを、休み前にやってしまおうじゃないか、ということです。

 

事前にやってしまえば、勉強しようと机に向かって「何をしようかな」と考える時間が節約できて効率的です。なぜなら、事前に立てたものを見れば「今日何をすべきか」が書いてあるからです。


1日で考える!

「今日何をすべきか考える」プロセスを約1ヶ月分まとめてやるわけですから、それなりに時間がかかります。丸1日かかってしまってもおかしくありません。その日1日時間をかけて、どんな計画を立てれば現実として実行していけるか、どのような工夫をすれば休み期間中やる気を維持できるか、しっかりじっくりと考えて見てください。

 

しかし、長くても丸1日で収めてください。あまり立てることそのものにエネルギーを使いすぎるのも考えものです。何日もかけて考えて、それで満足してしまって結局休み期間に入るとグダグダ、というのは、たくさんの大人や先輩たちが通ってきた失敗あるあるです…。


作り方

まずは日ごとにたくさん書き込みができるスケジュールノートやカレンダーを用意しましょう。学校や塾で配られたものや市販のもので適当なものが無かったら、ノートや模造紙に自作してもOKですし、インターネットで「夏休みの計画 テンプレート」や「学習計画 テンプレート」といったワードで検索すると、予定を書き込んでいけるファイルがいろいろと公開されています。

 

次に、旅行や合宿、試合など、移動によって環境が変わったり勉強がしにくくなりそうな予定を書き込みましょう。泊まりで遠出する場合、可能ならば宿題を持っていって少しでも進めたいですし、日帰りであれば帰ってから夜に少しでも進めたいところですが、「この日は時間が取れない」または「あまりたくさんはできない」と考えておいたほうが良いかもしれません。学習時間をしっかり確保する部活の合宿等もあるでしょうから、期間中のスケジュールを可能な限り確認しましょう。

 

また、進路決定に必要なオープンキャンパス等のイベントは、忘れずに書き込みましょう。志望校や、選択する入試方法によっては、オープンキャンパス等への参加が出願の必須条件の一つになっている場合が稀ながらあります。受験生の皆さんは、志望校の資料やウェブサイト、学校の先生に相談するなどしてよく確認しましょう。必須でなくても、志望校を訪問してみたり、興味のあるイベントや場所に出かけられるのが長い休み期間の醍醐味でもありますので、家族とも相談して、行けそうなものは予定に組み込んでしまいましょう。


「逆算」が大切

まず宿題を全部終える日を設定します。余裕を持って、8月20日か25日あたりに設定するのがオススメです。そして各教科の宿題の量が全部で何ページ(または何「単元」など)あるか確認し、休み期間中に学習時間を十分取れる日数で割ります。こうすると1日にどれくらいの量を進めていくべきか具体的に見えると思いますので、日ごとに何をどれくらい進めるか書き込んでいきます。また、塾の夏期講習等で予習・復習・宿題が別にある人は、夏期講習の予定から1日にどれくらいの時間が必要か予想して、予定に組み込みましょう。こうして、予定や立てるときというのは、最終的にいつ何をどれくらいの量できていればいいのか、というところから逆算して立てることが大切です。

 

逆算のあとは、「逆算の逆算」

逆算して予定を組んだ後は、逆算の逆算、つまり時系列順に1日ずつ予定をたどっていって、頭の中でシミュレーションして、考えたものが本当に現実的に実行可能なものか確認しましょう。1日にこなす量が現実離れしてしまっている場合は、全部終える日の設定が早すぎるかもしれません。例えば8月20日に終えるよう設定していたとしたら、23日とか25日に設定し直してやり直してみてください。もしそれでも日数が足りなかったら、休み前、例えば明日から始めるつもりで書き直してみてください。宿題の量がわかっているということは、宿題がすでに発表されているということで、明日からでもできると思います。

 

休みが始まる前の段階では、必ず予備日を設けてください。例えば8月25日〜31日を予備日とするのも良いですし、1週間に1日予備日を設けて、27日に全部終わる(つまり28日〜31日も予備日)とするのも良いでしょう。未来のことというのはわからないものですので、ある程度諦めて極度に詳しく立てようとするのはやめて、実際とズレが出てきたら予備日で調整するようにすれば良いのです。


実行に移そう!

休みを迎えたら、あとは作ったものに沿って実行するのみです。覚えておいて欲しいのは、「予定は必ず狂うので、予定通りにいかなくても焦らないこと」。そのための予備日ですし、最悪立て直せば良いのです。また、最終的に終えなければいけない量をこなすためには、悩んでしまって時間がかかりそうな問題は飛ばして、先にその次の問題を解く、という心がけも大切です。あとまわしにして最後にゆっくり考えて、それでも時間がかかりそうなら、解答解説を読んで理解するようにして、次の日に再度解くようにしましょう。

 

解答解説を読んでもわからない場合は、友達や塾・学校の先生、または勉強質問サイトNoSchoolに相談するなどして、わからない問題をわからないまま放置しないようにしましょう。

 

その日の予定の量を終えたところで、もし余裕があれば、すこし先に進めておくのも良いですね。先のことは何が起こるかわからないですから、不測の事態に備えたいところです。ただし、予定していたペースよりも飛ばしすぎると、あとから精神的に息切れしてきて「やる気」の維持が難しくなる場合がありますので、注意しましょう。

 

継続的に宿題を進める「やる気」をキープするには、ときどき場所を変えてみたり、たまにはひとりではなく友達とやってみたり、ときには気分転換も大切です。自分の性格に合わせて工夫してみましょう。


PDCAって知ってる?

皆さんはPDCAという言葉を聞いたことがあるでしょうか。Plan(計画する)/Do(実行する)/See(検証する)/Action(行動する)の略で、ビジネスマンの間でよく使われており、理想的な仕事の進め方を表しています。しっかりと事前に計画を立てて、それに沿って実行し、終わったあとに反省点・改善点がなかったか検証し、それを踏まえて次の機会に反省を生かした行動をする、という意味です。この考え方は中高生の皆さんの学習においてもきっと役に立つと思います。

 

夏休みはPDCAを試してみるいい機会だと思いますので、休みが終わったら、反省点やもっとこうしていれば…という点を書き出して、今後に生かしてみてください。例えば次の定期テスト対策についても、夏休みの反省を生かした計画を立て、実行・検証・行動とやってみるのも良いかもしれません。


最後に

近いとはいえ未来の予定を決めておくなんて、めんどくさいですよね。筆者も実は事前に予定を立てるのはあまり好きではありません。ただ個人的には、勉強や仕事など、好きではないことややらなくては行けないこと、大変なことに関しては、「何をするか考える」プロセスを先にまとめてやっておくことは重要だと感じています。

 

しんどいと思うことほど、何をどうすべきか考えるのは、ときに実際に行動するよりも苦痛です。

 

もちろん事前に考えたからといってあとはもう何も考えなくていいわけではないのですが、「さあ、今日もやらなくちゃ」という気持ちで1日が始まるときに、何をすればいいか→すでに書いてあることをすれば良いだけ、というのは、とても気持ちが楽なものです。勉強も仕事も、実際にやった内容や量が大切ですが、事前に計画があるということは、1日の始まりに1歩踏み出すハードルを1段下げるものだと感じています。

 

臨機応変も行き当たりばったりも、大切ですし楽しいものですが、この夏はしっかりと計画を立てることにも挑戦してみてはいかがでしょうか?