勉強お役立ちコラム

皆さんこんにちは。すっかり気温も下がって秋って感じですね。急に涼しくなったので、体調を崩し気味、なんて人もいるのではないでしょうか?ぼちぼち衣替えも始めて、体が冷えたりしないように、体調管理に気をつけていきましょう!

 

さて今日は、なんとなく知っているけれど、いざ何かと聞かれるとよくわからない、「偏差値」についてお話ししていきます!入試というシステムには欠かせない要素になってくる偏差値。この機会に、上手な付き合い方について考えていきましょう。

 

偏差値とは?

偏差値とは、その数が全体の中のどの位置にいるのかを知るための目安となってくる数値のことです。つまり、テストの成績発表のときに出る偏差値は、自分の点数が、そのテストの受験者全体の中のどの位置にいるのかを知るための目安となります。ぶっちゃけ、自分がクラスの中で、学年の中で、賢い方なのかそうじゃないのか、どれくらいのレベルなのか、気になっちゃいますよね!?偏差値があれば、それも大体わかってしまうんです。

 

ではどのようにわかるのかというと、平均点を取った人の偏差値を50として、そこから上か下かで判断することができます。得点が平均点より上なら偏差値は50以上になり、得点が平均点より下なら偏差値は50未満になります。

 

でも偏差値が無くたって平均点が何点か発表されていれば、平均点より自分の点が上か下か分かるし、偏差値とか要らなくない!?と思ったそこのアナタ。実はそんな単純な話でもないんです。

 

平均点だけでは自分の位置はわからない

例えば、あるテストの平均点が50点、あなたの得点が60点だったとします。やった!平均点上回った!と喜ぶには少々早い。一口に平均50点と言っても、いろいろあるんです。例えば下のようなパターン。

 

パターン①

得点の分布は40〜65点とあまり広くありません。この場合、Fがあなたということで、9人中2番目にたくさん点を取ったのですから(順位で言えば3位)、これは素直に「普通より良い点が取れた」と考えて良いでしょう。(これで満足するかどうかは、あなたの心意気と志望校のレベルによりますよね!)

 

次に、このようなパターン。

パターン②

 

0点が3人いて、3番目に高い得点ではありますが、得点した人の中ではあなたの60点は最下位です。先ほどの「平均50点」とは随分印象が違いますよね。確かにこの中では「良い方」と言えるのでしょうが、違う見方をすれば、「9人中5人が75点以上取ったテストで60点しか取れなかった」ということも言えるのです。

 

例えばもし、この9人中上位3人だけが合格になるテストだったら、同じ「平均50点、得点60点」ですが、パターン①の場合は合格、パターン②の場合は不合格となってしまうのです。

 

 

偏差値の計算方法

では、偏差値はどのようにしてはじき出されるのか見ていきましょう。偏差値の公式は次のようになります。

偏差値=(得点-平均点)÷標準偏差×10+50

「待て待て待て!いきなり出てきた標準偏差って何だ!?」と思った人はなかなか鋭いですね。標準偏差とは、得点の散らばり具合をあらわす数値で、得点が広範囲に散らばっているときほど大きくなります。標準偏差の公式は次の通りです。

 

標準偏差=√[1÷人数×{(Aの得点-平均点)^2+(Bの得点-平均点)^2+(Cの得点-平均点)^2…+(Zの得点-平均点)^2}]

 

つまり、得点引く平均点の2乗を全員分足して、人数分の1かけて、その数の平方根が標準偏差ということになります。何を言っているのかわからない、なぜそういう式になるのか知りたいという人は、NoSchoolで質問して見ましょう!

 

この計算方法でパターン①の場合とパターン②の場合のあなた(F)の偏差値を算出すると、パターン①の場合は61.6、パターン②の場合は52.8となります。

 

いかがでしょうか?同じ平均点と得点なのに、こんなに差が出ることもあるのです。というわけで、「偏差値なんてよくわかんないものが無くても、平均点が分かればそれでOKでしょ」と思っていた人も、必ずしもそれだけで自分の立ち位置がわかるわけではないということがわかってもらえたと思います。

 

偏差値がなぜ大事なのか?

 

偏差値によって自分が周りと比べて点が取れる方なのかどうかがわかる、というのはわかったけれど、そんな人と比べて一喜一憂するなんて浅ましい!勉強はただひたすらに一つ一つ知識やできることを増やし、昨日の己に勝つのみ…と考えたアスリートタイプのあなた。その精神たるや素晴らしい。その武士道精神のごとき強い意志は、ぜひこれからも持ち続けてほしいのですが、覚えておいてほしいのは、高校受験や大学受験というのは悲しいかな、人より多くの点を取れるかどうかで合否が決まるシステムなのだということです。受験人数のうち、上から数えて募集人数分の受験者を合格とするのです。

 

この点を再認識すれば、強靭な精神を持つ武士アスリートといえど、人と比べた自分の位置が気にならない人はいないでしょう。それで良いのです。テストや模試のとき、得点だけでなく、自分の位置も偏差値で毎回チェックしましょう。志望校までどれくらいの距離があるのか?をおおよそつかむことで、やる気アップややる気の継続にもつながるでしょう。

 

偏差値の使い方

全く同じ問題を、前回解いたときは50点とれたけど今回は80点取れた!というとき、もちろんそれはあなたが成長したということですから、とても喜ばしいことです。しかし、繰り返しになりますが合否は順位で決まりますから、他の受験者が全員40点なら50点でも合格しますし、他の受験者が全員100点なら80点でも落ちます。正直理不尽ですよね。だけどその理不尽に振り回されることなく、常に自分の立ち位置を確認し、今するべきことを判断する。

 

そこで偏差値が役立ちます。例えば今回のテストで英語の点数は下がったけれど偏差値は55あった、数学は点数が前より伸びたけれど偏差値が47だった、という状況であれば、引き続き数学に一番力を入れて勉強するべき、という風に考えることができるわけです。

 

テストの難易度が急に上がったり下がったりした場合、平均点もぐんと下がったり上がったりしますが、偏差値はそこに惑わされず、「他の人と比べてどうだったか」が数値化されます。ですから、「数学を伸ばしたい!」と思って数学に力を入れて勉強して、だけどなぜか次のテストが超難問揃いで点数が下がってしまった…けれど、偏差値は上がった。ということならば、数学の学力が少し伸びた、と判断して良いと思います。

 

もちろん特別難しいテストであっても、ミスしたところはちゃんと見直して理解しておいた方が良いのですが、点数が下がったからと言ってむやみやたらに落ち込む必要がない場合もあるということです。もちろん、逆も然りです。

 

最後に

今日は、知っているようでよく知らなかった「偏差値」についてお話ししました。筆者は高校で偏差値や標準偏差の公式について習わなかったように記憶しているのですが、文系だったからでしょうか?もしくは「ゆとり教育」世代だからでしょうか…。いずれにせよ、計算自体はそんなに難しくないはずなので、パターン①とパターン②の偏差値の出し方をぜひ自分でも実践してみましょう!

 

筆者が高校生の頃は、某全国規模の模試で英語の偏差値が80ぐらいあり、一方で世界史の偏差値が40を切っているというとてもバランスの悪い高校生でした。本当に世界史が苦手で、他の教科の勉強もあまり好きではなかったため、とにかく得意な英語を生かして国際系の大学に入学したところ、世界史の基本的な知識が足りなさすぎて入学後の授業でわからないことが多く、ヒィヒィ言いながら勉強し直したことがありました。

 

結局大変すぎて卒業するのに4年では足りませんでした…というわけで、教科の得意不得意のデコボコは、無事入試に合格しても入学後に響いてくる場合があります!偏差値をチェックしながら、今のうちに苦手を潰すようにしておきましょう!!みなさんの志望校合格&入学後のハッピーライフを、NoSchoolは全力で応援していますよ〜!!

 

おまけ

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