勉強お役立ちコラム

皆さん、お元気ですか!?いっときに比べると随分涼しくなりましたね。気温の変化についていけずに風邪をひいている人はいませんか?筆者は秋の香りが漂ってくると同時に体が食欲の秋となってしまったようで、最近は随分食費がかさんでしまっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

今日は、夏の宿題の中でもめんどくささNO.1の自由研究について書いていきたいと思います。先生に提出したあと、優秀な作品はコンクールに出されることもありますが、調べてみると、全国には本当にたくさんの様々な団体が、様々な形でコンクールを開催していることがわかりました。どうか最後までお付き合いください。

 

なぜ?いつ生まれたのか?

 

実は誕生は、大正時代までさかのぼります。子どもの関心と体験活動に重きを置いた学習活動ということで、最初は私立の学校が独自に行い、その後公立学校でも、昭和22年(1947年)から小学校の学習指導要領に盛り込まれるようになりました。文字通り「自由に研究すること」が重要とされ、ウィキペディアによるとその構成は以下のような形が理想的な形の一つとして挙げられています。

 

・研究のテーマ(“目標”と捉えても良いかもしれません)

・研究の動機…なぜこの研究をしようと思ったか

・研究の方法

・結果の予想…まず自分なりに結果を予想することが大事(“仮説”と言ったりもします)

・結果

・まとめ…結果についての考察、予想と結果がちがう場合はなぜそうなったのか、など

・研究を終えての感想

・参考文献、謝辞など

 

必ずしもこの通りでなくてはいけないということはありませんが、この構成はとても理にかなっていて、真似するのにふさわしい構成といえます。というのも、大学で課されるレポートや論文というのも、おおよそこのような構成になることが多いです。論文やレポートを書く際のごくごく基本的な構成といえるでしょう。ですから、大学へ進学するつもりの人は、このような構成で文章を書いたりレポートをまとめたりすることに慣れておくと、後々大いに役に立つことでしょう。

 

テーマ選びのとき、何でも良いと言われると逆に困ってしまうのが難しいところですよね。ひとことで言えば「好きなことを選べば良い」のですが、なかなか思いつかないという人は、たとえば頭の中で「自分の得意教科・好きな教科はなんだろう?」と考えてみてください。国語、数学(算数)、理科、社会、…といった教科からテーマの着想を得ることもあります。

 

教科で探す!理科・数学編

理科関連のテーマは根強い人気。定番の昆虫採集や植物採集から、学者顔負けの科学レポートを作ってくる子もいます。コンクールは数々ありますが、やはり理科関連は定番なのか、自然科学観察コンクールという、理科系専門のコンクールもあるくらいです。こういったコンクールの過去の入賞作品からヒントを得ることもあるかもしれません。

 

また、理科と関係が深いのが数学。実は数学専門のコンクールもあります。一般財団法人理数教育研究所というところが主催するコンクールで、通称MATHコンというそうです。過去の入賞作品を見て要ると、こういうことも数学のカテゴリーに入るのか!と驚くようなテーマもたくさんあります。また別の意味で驚いたのは、歌の歌詞からヒントを得て「コーヒーに月は浮かぶの?」という研究をした小学生もいて、筆者も知っている歌だったこともあってすごい発想だなぁと思いました。

 

ちなみに筆者も理科系のテーマに取り組んだことがあります。小学校4年生ぐらいのとき、当時近所の川で遊ぶのが好きだったので、遊ぶついでにインスタントカメラを持っていって、川に生えている植物を種類ごとに撮影して写真を模造紙に貼り、図鑑で調べて名前と特徴を書きました。たったそれだけのことでさほどクリエイティブでも何でもないのですが、先生が喜んでくれて嬉しかった記憶があります。

 

教科で探す!人文科学編

 

次に社会科も定番のひとつですね。社会科のコンクールは、たとえば全国小中学生作品コンクール社会科部門があります。過去の受賞作品を見ていると、日本史の中でも地域史であったり、地元の地理、地域行政に分類されるのかな?という、身近なものについて調べている作品が多いように感じます。社会科のコンクールは他に、旺文社主催の全国学芸サイエンスコンクールの社会科自由研究部門・人文社会科学研究部門などがあります。

 

この全国学芸サイエンスコンクールは、理科系や社会系以外にもアート分野(絵画部門・書道部門)や文芸分野もあり、おもしろそうですよ。この夏、小説や詩を書いてみたい!いつも自分の主張をブログに書いている!という人は、その活動を研究のテーマとするのも良いかもしれません。

 

教科で探す!英語・国語編

 

先ほど紹介した全国小中学生作品コンクールの中には、英語部門もあります。ここでは、英語でスピーチを書き、実際に話す音声を録音して応募し、内容や発音が評価されて受賞に至っている例が多いようです。英語や国語系の作品では、なぜそれをやろうと思ったか、やってみてどのような点が難しかったか等のレポートもつけるとより良いかもしれませんね。筆者は中学生の頃、夏休みに英語の先生から英語の「研究課題」が出ました。英語の勉強を自由な形でいいから何か必ずやってこいという、非常にざっくりした内容で少々困った覚えがあります。しかし、そのときにハマっていた英語の曲の歌詞を何曲か日本語に訳して、先生にも褒めてもらいました。

 

テーマを決めてからは進みがとても速かったように思います。やはり好きなことを選ぶと作業もはかどりますから、好きなことや得意なことを選ぶことが重要なのだと思います。ちなみにそのときの曲は、イギリスで人気だったアイルランド出身のWEST LIFEというボーカルグループが2000年に発売した「Coast to Coast」というアルバムから数曲選びました。

 

英語の勉強になるとはいえ筆者にとって趣味の延長でしたから、難しかったけれど最後まで諦めずに楽しみながらできました。アラサーとなった最近はもう新たな曲を1曲覚えるのも大変ですが、この「Coast to Coast」に入っている曲は未だにカラオケに行っても口が覚えているという感じがします。

 

国語系となると「文章を書く」パターンが主流のようです。先ほども少し触れた文芸系(小説や詩など)や、普段自分が考えている主張を文章にまとめてみたり、何かを取材したりしてドキュメンタリー調の文章にまとめたりといった作品が表彰されているようです。大きなくくりでいうと読書感想文もテーマのひとつとしてアリらしいので、読書感想文を書いてみるのも手でしょう。読書感想文をテーマとして選んで良いかどうかは担当の先生に確認した方が良さそうです。

 

 

レポートが大事!

 

他にも、料理を作るのが好きな人は、「家庭科の研究」と銘打ってこれまで挑戦したことのない料理を作ってみるのはいかがでしょうか?

 

家庭科といえば衣・食・住ですから、家庭科の研究として服やかばんを作ってみる、というのも楽しそうですね。美術系が好きな人は粘土作品や工作をしてみるのも楽しそうです。「自由研究 ピタゴラスイッチ 作り方」で検索するとかなりたくさんのページや動画が出てきます。大人でも挑戦してみたくなりますね。

 

繰り返しになりますがやはり大事なことは、何か好きなものを作る場合でも「○○を作るときにやってみたいこと」のような目標を立てたり、「こうすればこういう結果になるのでは?」と仮説を立てたりして、レポートの形式にまとめることです。高校生以下の生徒には慣れない作業ですし、簡単ではなく先生によっては必須ではないかもしれませんが、レポートがなければ趣味と変わらないといっても過言ではないわけです。

 

しかし逆にいうとレポートがあるだけで俄然“研究”っぽくなります!趣味でもいいので好きな活動を好きにやって、しかしどのように考えてどのようにやったかきちんと記録をとりましょう。単に宿題を一つ終わらせるだけでなく、きっと後から「やってよかった」と思える活動になるでしょう。

 

 

いかがでしたか?

 

実は勉強以外にも、趣味でこの夏休みを利用してやりたいことがある!という人は、それをぜひネタにしてみましょう!どんなにくだらないことでも真面目にやればそれは価値があるのです。自由研究とは、好きな活動を好きだと表現することなのかもしれませんね。大好きな物事への愛を表現することはとても気持ちが良いものですし、きっと一皮向けたような気分になることでしょう。宿題もどうせなら楽しまなくちゃ!

 

夏休みもあと少し。最後まで頑張りましょう!