勉強お役立ちコラム

 

こんにちは。じめじめといやな気候が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか。雨が好きな人もきっといますよね。雨の音は、落ち着くものですよね。ときおり、スマホを置いて雨の音に耳をすますのも、気分転換にもってこいかもしれませんよ。

今回は、高3の受験生の皆さんの気になるワード「センター試験」について取り上げたいと思います。夏休みを前に、大学受験の話題がじわじわと迫ってくる中、実質的な1次試験となるこの試験について「よくわかんないけど怖い!」と感じている人もいるのではないでしょうか。そこで、そんな未知なるセンター対策にいつから取り組むべきなのか、という点を紹介していきたいと思います。


 

センター試験とは?

敵に勝つにはまず敵を知るべし。ということでまずはそもそもセンター試験とは何ぞやというところから話を始めましょう。正式名称は、「大学入試センター試験」。その名の通り、大学入試センターという独立行政法人が作成・実施する試験です。その昔、1970年代ごろまで、大学は国公立も私立も、それぞれで設けた独自の試験のみで入試を行なっていました。

しかし、各大学が個性を出そうとするあまり、いわゆる「難問・奇問」つまり高校生には難しすぎる問題やひねりすぎた問題が出題されるようになりました。生徒たちの人生に大きく影響する大学受験という場面で、そういった難問・奇問によって合否を左右されるというのはいかがなものか、という問題意識が広がりました。

そこで、「一定の学力基準を測る」という目的で。1979年から「大学共通一次試験」が行われるようになり、のちに「大学入試センター試験」と改称しています。


 

「基礎の定着」を問われている!

というわけで、成り立ちから分かるように、センターというのはいわゆる難問・奇問とは対極にある試験です。言ってみれば、真面目に素直に勉強していれば解ける問題がほとんどです。概して、高度な応用問題は出題されず、基礎がきちんと定着しているかを問われるテストといえます。

出題範囲は、高1・高2で習う範囲が8割と言われています。難易度としては、平均点が6割程度になるよう作成されていますので、難関大学を目指す人は高得点を狙いたいところです。

このようなセンターの性質からいって、皆さんが普段やっている(またはやるべき)、予習・復習・宿題・小テスト/定期テスト対策は、実は知らず知らずのうちにセンターでの得点力を養っているのです!なので、普通のことを真面目にやっていれば、あまり心配することはないといえます。


 

「秋〜冬ごろ始めれば十分」

センター対策を始めるのは秋〜冬ごろ、ということがよく言われています。これは、先ほど述べたように、普段の勉強が実はセンターに役立つようになっているので、ほかに特別にやるべきことといえば、出題形式に慣れる程度で良いからなのです。そしてセンターは、出題形式や構成が毎年あまり大きく変化することがありません。したがって、「センター対策」というと、イコール「過去問演習」を指すことが多いのです。

いかがでしょうか?これで「センターって、そんなに怖くないじゃん!」と思っていただけたでしょうか?…しかし、油断は禁物なのです。


 

難しくないからこそ…

ここまで、普段の普通にやっていることがちゃんとセンターに役立つようにできている、というお話をしました。だから、秋〜冬に過去問演習を始めるぐらいで十分であると。しかし、それは逆にいえば、ライバルたちも皆「すでにセンター対策を始めている」ということでもあるのです!!

「ああっ!やっぱ怖いんじゃん!!」と思ったそこのあなた。今でしょ。…そう、できることは今あるんです。(ネタが古くてすいません。)


 

今できること

あなたが今3年生なら、毎日の予習・復習・宿題・小テスト/定期テスト対策をしっかりぬかりなくやっていきましょう。大学受験を想定した授業の学校や塾なら、今は3年生で習う内容に加えて1・2年生の復習もしているでしょうし、それに関連した宿題も出ているかと思います。先ほどもちらっと書いた通り、センター出題範囲は高1と高2で習った範囲が8割といわれています。そういった普段の勉強の中で、わからないところ、ミスしたところをそのままにしないで、解答・解説を読み込み、教科書を繰り返し読み込み、自分で理解できなければ先生や友達に聞いてみましょう。

 

また、どうして間違えてしまったのか、次からはどうすれば間違えないか分析するのも良いですね。志望校に合格した先輩の中には、こういった「ミスの見直し」をノートに書き溜めていく方法をおすすめする人もたくさんいます。ここまでやって、まだ余裕があれば、センター過去問に今すぐ挑戦してみましょう!こちらもミスの見直しをお忘れなく。

 

本格的に過去問に繰り返し取り組むのは、10〜12月ごろからで大丈夫です。この頃になったら、実際の制限時間と同じように時間を測ったり、筆者の体験だと、予定のない土曜日と日曜日に「センターひとり模試」と題して、実際のセンターと同じタイムスケジュールで過去問を解いたことがありました。最終的に目標点数プラスアルファ、難関大学を目指す人は8割以上は取れるようになりたいところですね。

 

ちなみに「10〜12月」と幅をもたせているのは、志望校の2次試験に向けての対策を考慮したからです。志望校によって2次試験の難易度やそれの対策にかかる時間も人によって違うと思いますので、臨機応変に対応していきましょう。センター対策をいつから本格的に始めるか考えるために、今から少しセンター過去問を解いてみて、考えるのも良いかもしれませんね


1・2年生でもできることがある!

繰り返しになりますが、センター出題範囲は高1・高2で習う範囲が8割です。ということは、まだ1年生・2年生の皆さんも、センターの問題を解くことができます!実際、中高一貫校などの進学校に通っている人は、授業の中でセンターの問題を解くことがあるのではないでしょうか。

基本的には、時間もあるので必要以上に焦ることはなく、毎日の予習・復習・宿題・小テスト/定期テスト対策をしっかりやっていれば良いと思いますが、興味がある人はぜひ挑戦してみてください。大学受験に向けてのモチベーションにもなるかもしれません。


 

過去問の重要性

ここまで、センター対策とは「普通の勉強」+過去問演習である、という話をしてきました。この過去問演習というのは、毎年あまり大きく変化しない出題形式・構成に慣れるため、ということは先に述べましたが、それ以外にも、過去問が重要である理由があります。

 

問題作成は毎年大学入試センターが行なっていますが、これが毎年とっても大変なのです。塾などの業者が作ったテキストや模試、市販の参考書・問題集に載っている問題と被らないよう注意しなくてはいけないし(特定の教育サービスに触れた・触れないによって公平性が左右されないようにするため)、だからといってひねりすぎてもセンター試験の意味がないわけです。

ということで、2010年に過去問再利用が解禁されました。それまでは過去問とも被らないように注意しつつ、問題作成を行なわれていましたが、過去問と被るのはOKにしよう、ということになりました。

 

これが発表された2010年の試験では、注目されたこともあってか、過去問と被る問題は出なかったようですが、その後は類似問題がちょくちょく出ています。つまり、「過去問は試験に出る」!!どう考えてもやらない手はないですよね。はっきり言ってオトク、やらなきゃ損です。センター対策=過去問演習、といわれる所以は、こういった重要性も含んでいるのです。


 

まとめ

今回センター対策について書いてきたことをまとめると、

 

  • センター対策=いつもの勉強+過去問演習!

  • 過去問演習を本格的に始めるのは、10〜12月ごろがオススメ

ということになります。

今の時期はとにかく基礎をしっかりと身につけましょう。その上で、応用問題にもチャレンジしておくと、実際のセンター形式の問題が楽に感じられるかもしれません。

学校の授業に対して自分が遅れている、目標とするレベルに対して遅れている、という人は、焦る気持ちになるかもしれませんが、どっちみちやるべきことをひとつずつ潰していくしか道はありません。学校、塾、友達、補助教材など、誰かや何かの助けを借りながら、ひとつひとつ進みましょう。一本道を、迷わず進めば良いのです。きっとそのうちグンと伸びる瞬間が訪れます。

自分を信じる夏にしましょう。